尾道学研究会蔵
尾道水道に面し自然の良港を持つ尾道は、平安時代の嘉応元年(1169年)、船津倉敷地、荘園米の積み出し港となって以来、対明貿易船や北前船、内海航行船の寄港地として、中世・近世を通じて繁栄をとげ、多くの豪商が生まれました。
尾道学研究会蔵
豪商達は神社仏閣の寄進造営を競い合い、全国でも珍しい、神社仏閣が建ち並ぶ景観が生まれました。さらに近代になり鉄道が敷設されたことで、敷設地で暮らしていた住民が坂の上に移住したことで、現在のような坂の町に。
高度経済成長期以降においても、「坂の町」には大規模開発に適した広大な土地が無かったことで、小津安二郎が「古き良き日本」として描写した風景が守られました。現代でも、昭和の面影を残す町には新しい商人/移住者がお店を開き、独特の空気感のある町として世界中から観光客を呼び寄せています。
また、旧市街以外にも北部丘陵地域から瀬戸内海域の島々まで多様な環境は、尾道の新しい文化ツーリングも生み出しています。
総面積
285.11km²
気温
平均15.7度、最高35.6度、最低-4.3度(H27年)
降水量
1,276.5mm(H27年)
総人口
138,626 人(H27年)
主な島の数
7(向島、百島、岩子島、因島、細島、生口島、高根島)
観光客数
6,746,966人(H27年)
主な産業
製造業
東京へも新幹線で4時間程度でアクセス可能で、どこに行くにも比較的アクセスが良いです。
尾道駅からは里山へも島へも車で1時間程度で行ける距離。都会と自然の絶妙な距離感が尾道の魅力です。